顎関節症は治療するのに手術が必ず必要なのか?

顎関節症にはさまざまな病因と症状があります。
手術は必要?と思われる場合もあります。
症状については、筋症状をもつもの、関節周囲の軟部に症状をもつもの、関節骨部に症状をもつもの、の3つに大別され、それが単独あるいは合併して発症し経過するとみられます。
顎関節症は最終的に重度の場合、口腔外科にかかることとなります。
口腔外科では、まず認知行動療法(安静にし、顎関節症の原因となるような生活習慣を理解し改善する)、薬物療法(内服薬としては鎮痛剤、軽い筋弛緩剤、穏和精神安定剤を症状に応じて処方)、スプリント療法、など保存的な療法がもちいられます。
手術が必要?と判断された場合、外科的療法ガ行われます。
外科的療法では主に関節腔内洗浄療法や関節鏡手術、開放性関節手術などがおこなわれます。
関節口内洗浄は関節腔内に針を刺し、生理食塩水などの薬液の注入、吸引を繰り返しておこない薬液の灌流により洗浄をおこない、炎症性発痛物質を洗い流します。
関節鏡手術は診断と治療の両方に用いられ、手術は主に全身麻酔でおこなわれますが、診断的な関節鏡であれば局所麻酔でおこなうこともあります。
関節腔内に関節鏡を穿刺し、関節内を観察した後、外科器具を用い癒着の剥離や洗浄をおこないます開放性関節手術は、関節鏡手術で効果が得られなかった1・2割程度の患者を対象に行われる顎関節症の手術です。
